ホワイト企業の増加、いいことですよね。ただ、ホワイト企業にいると成長ができない、ととらえる考え方があります。ですが、それはその人の心がけ次第だと思います。今回はそんなことをば。もちろん、ホワイト企業であっても繁忙期なんかは残業残業となることもありますが、それは今回は除きます。
具体的には、ホワイト企業だと、ほぼ定時で仕事があがれてしまう。それだと、こなせる業務が少なくなりその分成長ができなくなってしまう。むしろ、若くて体力があるうちはブラック企業で毎日11時までとか働いたほうがその分成長する、ということがあります。確かに、仕事をすればその分身に付くものもあるだろう、ということです。
ですが、一つとしては長時間労働によるマイナスはあります。長時間労働を是とする考え方には、従業員が生み出す成果は働く時間に比例するという暗黙の前提があります。果たしてそれは本当か。長時間労働をするとその分体力もおち、集中力も落ちるので、パフォーマンスも落ちるし、そのような状態だと学べることも少ないと思います。あとは逆に、残業ができないことにより決められた時間内で成果を上げる、ということもできるようになるでしょう。
でも、やっぱり、成長につながることをしたい、ならば、勉強ですよ勉強。一つの業務を品質高くスピディーに行うためには一定の知識が必要です。会計事務所業務であれば、会計、税法、システム、の勉強は必須です。時として、関与先の業界動向の知識も求められたりします。これらは日々変わっていくのでキャッチアップが必要。
仕事をするために、ハードナレッジだけではなくソフトスキルもいります。むしろ、転職とかを考えるのであればその業界や会社特有なことのよりもむしろ、どこにいっても使える知識や技術が必要でしょう。例えば、コミュニケーション能力、タイムマネジメント能力、簿記、コンピュータ、オフィス(エクセル、ワード、パワーポイント)等。あと、海外で仕事をしたい、もしくはする必要がある、というなら英語は必須です。
このように勉強しようと思えばいくらでもできるので、帰宅後の時間を勉強に充てるのが一つです。
もう一つは人、つまり人脈の形成。チャンスもピンチも人にのってくる、ということで、人脈をどれだけ厚くできるか、ということは長いキャリアの中で必要なことです。一緒に過ごす時間がながければ、それだけ、人脈が形成されます。どんな人脈を作るかはその人の人生の方向性次第。例えば、今いる会社で上を目指したいのであれば社内人脈を作り行く。逆に、今いる会社から外に出る、ということであれば、社外人脈の形成を図る。ということでしょう。
ということで、ホワイト企業にいるから成長できない、ということの反論を考えてみました。確かに、仕事は人を成長させるのは事実で、だからこそひたすらに働くことにより成長する、ということも一理あります。ですが、そうでなくても成長しようと思えば成長できる、そういうふうに肯定的にとらえたいものです。