失注を恐れては営業方針は通せない

商売をしている人は、失注する、ということは怖いですよね。失注=売上を失う、ということで、売り上げが減れば利益も減ってしまう、ということになります。ですが、時としては、失注の恐怖を乗り越えるのが必要ということです。

どうしても、当社の方針に合わない人、というのが出てきます。会計事務所で言えば、自計化(関与先自らが帳簿入力)をしたいのに記帳代行を頼まれる、とか、〇〇という会計システムを推奨しているのに△△というシステムを使いたいと言われたり。方針に合わない人をどうするか、は悩ましいところです。

ここで、当社の方針とどう折り合いをつけるかが悩ましいところです。相手の意向を飲まないと、新規だったら受注できない可能性もあり、また既存顧客だったら失注の可能性があります。相手の意向に答えないのである意味そうですよね。売上獲得を目指すなら、営業方針と反しても、相手の意向を受け入れる、という方向に流れがちです。

ですが、ちょっと待ってください。営業方針に合わない顧客を迎え入れることはマイナスも結構あります。一つは、個性が失われてしまうことです。つまり、そば屋はそばだけで出すからそば屋であって、うどんも定食もラーメンも、とすると、すでにそば屋と言っていいのか、という疑義が出ます。もう一つは効率化。商品を製造したり売ったりする際に、方針以外のものを扱うと慣れていないし量もないのでそこに不効率が発生する可能性があります。

じゃあ、どうするか。やっぱり、失注等の恐怖を超えて営業方針を守る、ということは大切なのかなー、と思います。じゃあ、営業方針をどう維持するか、それは別の機会に考えることにします。

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