新しい仕事の仕方や道具になぜ抵抗を示してしまうのか??

世の中は、技術の進歩、特にITを筆頭とする情報技術はすさまじい勢いで進歩しています。それは、仕事の仕方やプライベートのやりとりも大きく影響を受けます。ですが、それを駆使すべき人間はなかなか対応することが難しかったりもします。そんなこんなを書いてみます。

まずは、人は自分がやっていた手順にこだわる傾向があります。つまり、新しい方法というのはなかなか受け入れられない。それを学ぶための時間も必要ですし、習熟するまでに時間がかかる。もちろん、情報や仕事の流れが変わればそれに対応しなくてはいけません。が、必要最小限の対応ですませて、その道具やシステムの持つ、本当の意味での効率性や効果は享受できない、ということがあります。

後は、それに対する信頼性。新しい技術、道具というのは、なかなか信頼できなかったりします。それは、使う側のほうの理解が足りない場合もあるし、逆にシステムや道具の未成熟性、というのもあるでしょう。エクセルでの計算結果、使った初期の頃は信用できず、思わず電卓をたたいてその内容を確認した、ということもあるのではないでしょうか。実際は、エクセルのほうが電卓より信頼性が高く、入力の誤りを検証しやすい、という特質はある、ということです。今は、発展途上の自動翻訳や自動運転自動車も、今後は精度は向上すると思うものの、信頼できるようになるまではさらに時間がかかるのでは。

会社の問題でいえば、既得権益、というところもあるでしょう。つまり、システムや道具を入力することにより、その人の仕事がなくなる、というようなことがあると、そこが抵抗勢力となります。そうすると、理念としては正しい、とわかっていても、実態としてなかなかところどころで反発が起き、なかなか、浸透しない。

というように、組織/個人それぞれのレベルで新しい仕事の仕方や道具について、導入が難しい、という状況にあることでしょう。とはいえ、それをそのままにしていては、周りの組織や会社がどんどんとその技術を取り入れ発展していくなか、自分たちは従前のやり方のままで取り残されてしまいます。そうなると、そこを挽回するには結構大変なところもあるでしょう。なので、上記のような抵抗できるだけ緩和しつつ、できる限り新しいやり方、方法をとりいれることが必要になってくることでしょう。

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