新規の事業を、、ということありますよね。そういう時にどういう観点で進出する事業を選ぶのか、ということを考えてみました。
一番は、今の事業に親和性があるものを、ということになります。そうすることにより、お互いの価値を高めやすくなります。
一つとしては、取引関係が成立するようなもの。例えば、以前、東京に住んでいたときにあった、魚屋の隣に居酒屋があった、、ということがありました。魚屋と居酒屋が家族のようで、多分、居酒屋の食材はその隣から仕入れてきたのだろうな、、と思いました。こうやって、片方の事業がもう片方の事業から仕入れるようにすると、強みが発揮できるのだろうなと。
もう一つは、お客さんが共通しているもの。今までは、Aというサービスを売っていたのを、合わせてBというサービスも売れるようにする、ということでしょうか。具体例だと、士業どうしは顧客を共有しやすく、会計事務所と司法書士や社労士なんかは顧客が重なっています。会計事務所が保険代理店をするのもそれに近いです。この場合、お客さんを紹介しあう、というのもあります。
新規事業をする、というと、どうしてもマーケットだけ見ていて、ここはいけそうだ、という観点で事業領域を選びがちです。ですが、そこに内的な必然性がないと、ただ、レッドオーシャンに飛び込んで痛い目にあって終わるだけになりがちです。ですから、事業そのものの魅力と同時に、既存の事業や顧客層と結びつける形で新規事業を起こす必要があります。