コンサルタントとクライアントの付き合い方は色々とあると思います。その中で、どこかのタイミングでクライアントがコンサルタントから卒業するということはあると思います。そんな時をどう考えるか、、ということが今回のテーマです。
卒業、というのは、クライアントがコンサルタントから離れてしまう、ということです。と同時に、特に喧嘩別れ、とか、クライアントがサービスに不満があった、とか、そういうことでなく、スゥッと離れることを、ここで入っています。
一つは、プロジェクトが終わったから、ということあるでしょう。人事制度改革、企業再編、新基幹システムの導入、ということが一区切りつけばそれで終了。これは、プロジェクト型のコンサルだと普通の流れです。これは卒業、というよりかは役務提供期間の終了とも言えるかもしれません。
逆に、経営コンサル、とか、ビジネスコーチとかのように定期的に会社に関わるような場合はどうか。これで、卒業が起こるのは、クライアントが成長してコンサルやコーチがカバーできる範囲を超えてしまった、ということあります。つまり、クライアントの側が、今までは良かったけど、これからは満足いくサービスが受けられなくなった、ということですね。
コンサルやコーチ側はそれをどう捉えるか。一つは、クライアントとともに成長していく、ということです。クライアントの半歩先をいく、ということです。また、プロジェクト型の場合は、その後の状況に対するサービスラインを整える、ということもあるでしょう。これは、できるだけ長く続かせる、方式です。
もう一つは、卒業をよしとする、ということです。小学校だって6年で卒業、ですよね。それと同じで、クライアントが一定のレベルに達したら、そこで手離れさせてもいい、ということです。そこから新しいクライアントを獲得する、ということもあります。時として、一旦卒業しても、また舞い戻ってくることもあるし、別のクライアントを紹介してくれることもあるかもしれません。
卒業、ということは、クライアントも悪印象を持ってのこと、でもないので、あまり、敵対しない方が、いいとは思います。
今回は、クライアントの卒業について考えてみました。示唆が深いことなので、今後も考えてみたいものです。