マイペースの人はえてして、「空気を読まない。」とか「和を乱す。」とか、非難を受けることも多々あります。どうも、自分勝手、というようにとらえられてしまうことも多いようです。ここでは、自分もマイペースなので、マイペース人間の良さを少し綴ってみます。
最も、大きな美点としてはマイペースの人は、自分のペースだけではなく相手のペースを重んじることでしょう。逆に、人に合わせようとする人、集団で盛り上がろうとしている人のほうが、自分がそれに従っているだけに、相手にも無意識的に強いてしまう、ようなところがあります。例えば、酒を飲んでいる時が顕著です。マイペースな人であれば、「まあ、飲みましょ。」と水を向けても、相手が「いやいや。」と引き下がれば、「わかりました。」と引き下がります。逆に、そうでない場合は、「なんで?」とか、「えーっ。」とか、「もっと飲めよ。」とか、「明日休みでしょ(金曜日とかの場合)。」と言って飲ませたがったりします。
ちなみに、この「明日、休みでしょ。」という言葉が非常に意味不明で、聞いた方とすれば、「明日の予定をあんたが決める筋合いはない。」と、つい言いたくなってしまいますよね。マイペースというのは、自分もマイペースなので、相手も自分のペースでいいよ、というところが美点です。
ポイントは周りに乱されないこともあります。マイペースであれば、周りがどんな状況になっても影響されない。特に流行とかとは一線を画しているので、無駄に流行に振り回されないところも大きなポイントです。流行りに乗るのは楽しいといえば楽しいのですが、マイナスも結構あるのでは。また、「社会はこう。」とか、「人はこう。」というにも流されず、自分の道を行く、というのもマイペース人間の特徴です。
割と、人を必要としないので、割とフットワーク軽く動けるのもマイペース人間の特徴です。人と一緒に行動すると、どうしても、日程の調整ややることの調整が必要となり、時間がかかります。でも一人なら、そういった調整がいらないので、身軽にポンポン動けます。僕は、旅行が好きで、かつてはイエメンやパキスタンのように微妙なところにホイホイ行きましたが、もし、自分が友人等と一緒に旅行をするような人間であれば、こういった地域には行けなかったはずです。「一人だと早く行動ができ、集団だと大きなことができる。」と言いますが、自分は一人でポンポン動くのが得意なようです。時折、大勢で大きなことをすることにも憧れますが。
というわけで、マイペース人間の良さや美点について語ってみました。マイペース人間は身勝手な人間の権化のように思われることもありますが、相手のペースや価値観を重んじる、というのは対人関係上、プラスになるのか、、と思います。