ビジネス系海外留学の進め方(1)~MBAで学ぶこと

MBA、正式名称はMaster of Business Administration, 経営管理学修士といいます。ここでは、どんなことを学ぶのか簡単に紹介いたします。なお、ここでの記述は自分が以前通っていた Golden Gate Universityのことをベースにしているので、学校が変わると学習内容も変わりますのでご注意ください。

経営管理に対する理論を学ぶ

まずは、講義により経営管理に対する理論を学びます。自分が履修した科目としては、マーケティング、経営組織論、オペレーティングマネジメント、経営戦略論、CSR、ファイナンス、国際経営論、コミュニケーション等があります。それを通常の講義形式でそれぞれのプロフェッサーが解説していきます。ベースはテキストに沿いつつも、副教材を使ったり、実例をあげたりしていきます。MBAではお馴染みのHarvard Business Schoolのcase studyも使われたりします。

あとは、大学で受けた講義の状況によっては、MBAのコースを受ける前段としていくつかの講義を受ける必要がある場合もあります。例えば、英作文の授業も受けました。

ちなみに、結構、宿題が多くて難儀します。毎回なんらかの課題を課されたり、後述するようにレポートやプレゼンテーションを作成させられたりすることもあります。

レポート/プレゼンテーションが多い

他には、レポートやプレゼンテーションが多いのも特徴です。つまり、単純に授業を聞いてテストを受けるだけではありません。与えられた課題について、自分なりにテーマを設定し、調査し、内容をまとめてレポートするもしくはプレゼンテーションをしたりします。実は、このレポートを作成したり、プレゼンテーションを作成したりすることは結構好きだったりもします。

私がMBAの時に作成したレポート/プレゼンテーションについては、例えば「バラクオバマと胡錦濤におけるリーダーシップの比較」、「チーズケーキファクトリーのマーケティング戦略」、「ドバイにおける起業の現状」、「スタディツアーの起業戦略」、「企業が導入すべきCRMシステム」等があります。

グループワークが時折ある

授業の課題の中に、グループワークがあることも大きな特徴です。グループワークとは文字通り、何人かの生徒が一組になって課題に取り組むことです。ここでのポイントは、グループでの課題の成果がほぼそのまま個人の成績に反映されることです(多少の調整はありますが)。ということは、誰かが手を抜くとそれがそのまま自分の成績に反映されるし、逆にチームメイトがしっかりと対応してくれるといい成績になったりすることもあります。一種の連帯責任制度でなかなか怖いものがあります。

グループワークの大変さ、やはり、人との共同ですね。上述して様に手抜きをする傾向にある人と組んだり、または、価値観/考え方が異なる人と組むとストレスがたまります。その一方で、しっかりとした人と組めると自分一人ではとても作れないような作品を作ることもできます。

まとめ

MBAは経営管理の理論と実践を学んでいくことになります。そのため、講義/テキストにより理論を学ぶととともに、レポートやプレゼンテーションにより実践方法を学んでいきます。

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