ほどよい地位とはなんですか

地位にこだわる人、いますよね。ですが、地位が高ければ高いほうがいい、、というと必ずしもそうではありません。今回はそんなことをば。

地位があっていいこと、というのは、組織において肩書と権限や報酬がリンクします。つまり、地位が高ければ、その分、権限も大きくなるし報酬も大きくなります。これは、地位が高いことも目に見える一番大きなメリットです。

あとは、気分の問題があります。人は地位に頭を下げる、とういうように、高い地位の人ほど、敬意を払われることがあります。敬意を払ってもらえれば、当然、自尊心があがる。この自尊心の向上が高い地位がもたらす効用の一つです。

高い地位の反作用として、結構、雑用が多い。挨拶とか、表敬訪問を受ける、会合への参加が要請される、陳情を受ける、あとは代表者宛てに電話やコンタクトがあったりするとそれにも対応しないといけない、ということになります。これは、特に代表や社長という、トップであればあるほどそういうことが多くなります。

それと、矢面に立たされる。高い地位というのは、外からみると目立ちますし、よく見えます。なので、悪く言われたり批判されたりもあります。それが、正当なものならまだしも、妬み等による誹謗中傷ということもあるでしょう。地位が高ければ高いほど、そういうことがあります。まあ、これは地位が高いことの税金みたいな面があるので、多少は仕方がないし、毒にも薬にもならない、という人になりたいかなりたくないか、ということもあるでしょう。

地位が高いほうがいいかどうかは、人によります。穏やかで波乱のない人生を送りたい人なら、地位はあまり高くないほうがいいでしょう。もちろん、地位が高いこと、そのことにあこがれるひとであれば地位を追い求めます。また、地位に紐づく権力が欲しい人であれば、例えば、ナンバー2や3になるとか(新選組の土方歳三モデル)や、権力一択であれば秦の始皇帝ではなく宦官の趙高のような立場になれば地位はさほどでもないが、権力はふるえるし権力があればその分自分にメリットがあるようにもできます。それがいいとは思いませんが。

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