この前、肉のスライスがある時は、タレを色々と工夫しましょう、と、書きました。その時、意図的に野菜炒めをはじめとする野菜との合わせ方については、書きませんでした。今回は、野菜との合わせ方を書いてみます。
野菜炒め、というのは、読んで字のごとく、「野菜」を食べるための料理です。なので、お肉より野菜を焦点に当てます。野菜炒めにも、お肉は入りますが、どちらかというと、肉を食べるより味だしになってしまいます。
というのは、一般的にお肉を炒めてからそこにどんどん野菜を足していきます。野菜については火の通りにくいものから、すぐに火が通るものを入れますよね。そうすると、野菜自体は適切な火のとおり具合になるのですが、お肉は火が通りすぎてしまい、結構、固くなったり、味が抜けてしまったりすることがあります。
これを防ぐには2つの方法があります。一つ目は、肉を炒めてからいったん皿に取り出して、それから野菜を炒める方法。仕上げに肉を戻して軽く炒める。そうすると、肉に火の通りすぎを防ぎつつ、肉からでたうまみを野菜に移すことができます。ただ、これをやると少し脂っぽくなってしまうような気もします。
もう一つは、肉は肉で炒め、野菜は野菜で炒める方法。まず、野菜を炒めて皿にもり、そこから肉を炒め、野菜の上にもる、ということです。このメリットは、肉だけ焼くので肉の火加減が調整しやすく、お肉をおいしく食べることができます。また、肉のタレ焼きだけだと、寂しいのでそこに野菜をひくことにより、見栄えもおいしさも、栄養バランスもアップします。野菜を炒めた時の味付けは塩コショウのみにします。ただ、肉にタレをカラメルことが多いので、そのたれが野菜に沁みて、結構乙な感じになります。なので、最近は、野菜炒めは作らず、このほうほうで仕上げることが多いです。
ということで、炒めものを作る時の、肉と野菜の料理方法、状況や好みに応じて作り方を変えると、おいしく仕上がりますよ。