「とりあえず」と「きちんと」をうまく使って仕事を進めよう!

「とりあえず」言葉を使うことを嫌う人がいます。ですが、時には「とりあえず」やってみる、ということが有効な場合があります。ここでは、「とりあえず」の勧め、ということで、この文章を書いてみます。

「とりあえず」、という言葉の持つ意味として、きちんとやっていない、という印象を与えることがあります。そのため、例えば上司や部下の会話の中で、「とりあえず、やってみましたー。」みたいなことを言われると、「とりあえず、じゃなく、きちんとやれ!」ということを言いたくなってしますよね。

ルーティーンな業務であれば、具体的な方法が明確なわけですし、最初から「きちんと」やることはできるでしょう。逆に、時折発生する、とらえどころがない業務の場合、「きちんと」やろうにも、具体的な方法がわからないことが多く、「きちんと」やろうとすればするほど、身動きがとれなくなってしまいます。

そうした場合は、「とりあえず」やってみる、ということが非常に有効です。とりあえず、やってみて、それを持って周りの人やお客さんと話してみる。その、フィードバックを受けて、少し進めてみて、また、フィードバックを求める、ということを続けていくと、徐々に形になってきます。

そうすると、道筋が色々と見えてくるので、そうしたところで「とりあえず」モードから「きちんと」モードに切り替えて、細部にも心を払いながら業務を進めていきます。そうすると最終的にできあがるものは、「とりあえず」やったものではなく、「きちんと」やったものになるはずです。

最初のうちは、「とりあえず」で進めて徐々に「きちんと」に変えていくといいでしょう。また、大切なのは、今はどちらを使うべき時か、ということを認識して、使い分けを誤らないようにすることが肝要です。

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