通信教育的な学習素材(DVD, CD,音源教材, web)をうまく活用するためには

勉強をするには、大別して3つの方法に分類することができます。一つは、本を読む、もう一つは教室に通う、最後がCD, DVD, web等で教室講義を離れて視聴する、です。そのうち、今回は最後の方法について考えてみます。

昔でいう通信教育、かつては、ビデオテープやカセットテープが送られてきてそれを聞いたものです。今では、CD, DVD, 音源データ、さらにはweb視聴というように様々な方法で提供されています。ここでのポイントは、教室に直接参加することなく、講義の風景を見ることができることでしょう。

メリットは、やっぱり、空間時間に制約されずに教室講義を受けることができること。教室だとわざわざそこに行かないといけないのですが、この方法だとそれを回避することができます。値段的にも教室講義より安くなっているケースが多いでしょう。また、音や映像を使うので、単に本を読むより理解しやすく、集中しやすい、という効果もあります。

逆にデメリットは、教室講義と比べると場がないこと。まず、場から発生する強制力が弱いのですよね。つまり、教室講義だとスケジュールがあるので、それをペースメーカーにできたり、行ってしまえば結構集中できます。けど、通信的なものだとそれがない。また、場がないとそこからの出会いはない、となります。逆に、本と比べると、時間がかかるということ。テキストを読むと10分で済むものが、見たり聞いたりすると1時間とか2時間かかってしまう。値段は本やテキストを買うよりは高くなります。

こういったメリットデメリットをふまえると、通信教育的なことがうまくいくのは、学習負担がある程度小さいものになります。例えば、司法試験のように難しい資格の場合、通信教育的なことで学習を進める、というのは、モチベーションを保つのが困難になります。難しいことに挑戦するには、やっぱり、場なり、場の強制力や影響力を活用したほうがいいでしょう。時間がかかる、ということでいえば、何回も聞こうとせず、1回で理解しきるよう努力すること。1回聞いて、内容を理解さえしてしまえば、後は、テキストや本のみで復習することが可能となります。あとは、運転、通勤、家事の最中にかけ流しておく、ということもあるでしょう。

このように、通信教育的な教材や方法だと、効率的に勉強できる反面、場がなかったりある程度の費用はかかる可能性があります。なので、そこに補うよう、うまく工夫することにより、通信教育的な勉強を用いて、学びを進める必要があります。

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