人に何かをしてほしい、、と思うこと、ありますよね。そういう時は、まず、自分がする、ということが鉄則です。そのメカニズムについて見てみましょう。
まず、人は周りの人の行動に影響されやすいから。空気を読んで行動を決める、ということです。それが、特に、社長や上司だったりすると、よりその傾向が強くなります。例えば、上司が早く事務所に出て来れば部下もそれに合わせるようになるし、遅くまで仕事をすれば遅くまでするような傾向になります。上下関係ではなく、夫婦や友達でもそういうことはあるはずです。
言葉と行動の両方がそろうとメッセージ性が強くなります。逆に、言葉と行動がズレると周囲の人は混乱し自分が思うように動かない可能性があります。
もう一つ、自分でやってみると、相手にもアドバイスしやすい。自分がやったことがないことを人にやってもらう、というときの指示やお願いの仕方は「とりあえずやってみろ」「とにかくやれ」というように、「やる」、「やらない」の2択しか指示が出せません。ですが、自分がやっていれば、もう少し、細かくやり方を伝えれたり、うまくいかなかった時でも適切なアドバイスができるようになります。
あとは、丸投げだと、放置されやすい。途中まで自分でやってあげたり、教えながら一緒に伴走したりするとスーッと行きやすいです。
ということで、人に何かをさせたい場合は、まず、自分からする。それは、背中を見せる、という点からも、相手を教え導く、という観点からも必要でしょう。