管理者、英語だとマネージャー、日本語だと課長や部長になるのでしょうか。そういう人たちが備えておきたい能力を3つ列挙します。
まずは、人を動かす力が大切です。コミュニケーション能力と言ってもいいかもしれませんが。部下を動かすのはもちろん、取引先や場合によっては上司ですら動かす必要があります。つまり、無茶な取引先にゴリ押されたり、マネジメントができない上司の言いなりになっては、自分の業務はもちろんその無理を部下に押し付けることになってしまうからです。そうならないように、上司や取引先をも動かすことが必要です。部下だと、職責や立場で押し切れることもできたりもするのですが、上司取引先はそういうわけにもいかないので、別の手段や言葉を持つことが必要でしょう。
次に必要なこととしては、自分の業務に関する広い知識を持つ、ということです。管理部長であれば、経理、人事、総務、税務等等、管理系の知識を幅広く持ちます。深さは、、というと、実はそれほどは求められません。そこについては、部下を担当に任命し、業務の遂行とそれに伴う知識の深掘りをさせたり、もしくは、外部の専門家(士業やコンサル)に頼ることもできるからです。ですが、全く知識がないと、任せっぱなし、丸投げとなりコントロールできないので、彼らとコミュニケーションできる最低限の知識は備えておくことが大切です。
次に自社の業務や状況を理解しておく。特に、外部の専門家や取引先とコミュニケーションをとる際には、自社のことは必要に応じて説明できないといけません。専門家や外部の取引先は、あなたの会社のことはよくわからないですよね。管理職になると、自社を代表する立場になることも多いし、責任者として矢面に立つことも多いので、きちんと自社の状況を把握し、それを持って、状況を動かしていくことが必要です。
もちろん、管理者としての必要な素質はいくつもあると思います。その中で、上記に挙げたことは結構大切なので、きちんと対応しておきたいものです。