前回まで、お金とはなにか、それが人生にどのような影響を及ぼすか、考えてみました。今回は、お金の流れとそれを計測することの意義を考えてみました。
個人の流れも法人の流れも、一つの式にて表すことができます。それは、「稼ぐ-使う=貯める」ということです。まあ、別の言い方をすれば、「収入-支出=利益」とも言うこともできます。後者だと固くなるので、前者で話を進めます。お金の流れはこの3つに分類できるので、今後はこの後それぞれに分けて考えるようにします。
その前に、お金の流れを記録することの必要性を。お金の流れ、見えるようで意外と見えないものです。それでも、現金取引が中心であれば、残高は随時把握できるので、そこからある程度の流れが類推できるものです。ですが、今は、預金取引、カード取引があり、残高すら一時に把握するのは難しい、という状況です。残高ですら、よーわからん、、、のであれば、そこに至るプロセスであるお金の流れはもっとよく見えない、ということもできるでしょう。
なので、記録することが求められます。記録することにより、お金の流れが見えて、それを見ながら振り返りや、今後の方向性なんかも検討できます。お金の流れを知って、現在の傾向をつかむことにより、どう稼ぐか、どう使うか、どう貯めるか、が見えてきます。お金の流れの記録、個人の生活であれば、家計簿、法人や事業であれば帳簿、ということになります。
お金の流れは稼ぐ-使う=貯めるの3つの要素で表せます。その流れをきちんと記録することにより、3要素を管理することにつながります。