効率化をする、簡単なように見えて、実は、難しかったりもします。どこで効率化が躓くか、考えてみました。逆に、この壁を越えることができれば、割とスムーズに行けるでしょう。
まずは、効率化をするためには、そこに工数がかかることがあります。何かをやめるのであれば、辞めてもいいかどうかを検討することが必要です。方法を変える場合には、新しい方法を習熟することが必要となります。このように、効率化には一定の工数を要することにより、これが効率化の壁となってしまいます。
その次には、既得権益があります。つまり、効率化のためにプロセスをやめたり、変化させたりすると損をする人がいるんですね。例えば、翻訳を担当していた人が、グーグル翻訳の方が時間がかからない、といっても、Google翻訳を入れると仕事がなくなる、、、となれば、反対するでしょう。もう少し、視点を広くすると、部分最適が解消されず、全体的には不効率な状態が残ってしまう、ということがあります。
あとは、慣性。いざ、やろうとしても、今までの方法を変えることに不安を感じてしまいます。つまり、同じことをし続けたい、という慣性が働いてしまうのです。合理的に検討を重ねて、でも、念の為、、とか、踏ん切れずにそのまま、とかそのような状況になってしまう。合理的ではなく、不合理ではあるのですが、そこにつまづいてしまうのも事実です。
ということで、効率化を成すためには、まず3つ乗り越える壁があります。これを一つずつ、乗り越えていくことが必要です。機会があれば、対策について考えてみます。