節税、という言葉は魅惑的な言葉で、特に利益が出ると、つい節税を考えてしまうものです。が、節税、注意しないと事業にかえってマイナスになってしまいます。今回はそんなことをば。
節税をすると、実は資金負担が大きくなることがあります。
例えば、Idecoという制度があります。これは、設定額の分だけ所得控除がきくのでその分だけ所得税は減ります。ただ、資金がでていってしまい、なかなか、換金できないので、その分、個人としての資金負担は大きくなります。
Idecoにかぎらず、節税策は資金支出を伴うことが多く、いったん支出すると経費として出ていってしまうか、そうでないとしてもお金として戻ってくるのは時間がかかることが多いです。なので、節税をしすぎるとお金に困る可能性があります。
じゃあ、節税は意味がないか、、というと、もちろんそうではありません。目的は、別に設定してそのプロセスとして節税をする、というのがいいと思います。Idecoであれば、もともとの目的は老後資金の確保と資金運用です。なので、余資の運用をしたいなー、と思えば、Idecoが一つの選択肢になります。
なので、節税を目的とする、のではなく、プロセスとして考えてみる、というのがいいのかな、と思いました。