正義の刃を振りかざす前に考えたいこと

正義の刃を振りかざす、正論や正義を持って別の人を攻撃する、ということを指します。そこには正義の執行という大義名分と刃を振りかざす爽快さがあり、ついしてしまいたくなる、ということがあります。ですが、そこは注意が必要、ということなので今回はそんなことをば。

まず、本当にそれは正義なのか、ということを考える必要があるでしょう。自分が正義だと思っていることが、社会や自分が属している組織的に正義ではない、ということは往々にしてあります。それは、法律、道徳、倫理、ということに照らしてみる必要はあるでしょう。もちろん、自分の奉じる正義が世間一般の正義の概念と異なりそれでも実行しないといけない場合があります。その場合でも、自分が考える正義が本当にすべきことなのか、という考察は必要になります。

もう一つは、正義であれ悪であれ、人に対して刃を振えば、反発はあります。どんなに悪人で断罪すべきでも、刃を振るわれればその人は身を守らないといけないし、刃により傷つけば恨みという感情を持つでしょう。恨みを持てば、復讐される、ということも想定しないといけません。

あとは、それを自分でする必要があるか、ということです。正義はもちろん正しいことです。ですが、自分が全ての正義を執行することは物理的にもできないし、おそらく、それは法や倫理に照らしてもできないと思います。ですので、正義の刃を振りかざすべき局面でも、あえて、見送る、ということもなくはないのです。

ここでは正義の刃を振るうときに考えること、考えみました。それは社会性、反発、必要性の3つだと思います。もちろん、正義の刃を振るうべきときはあるのですが、その前にこの3つは考えておきたいところだと思います。

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