自分がやりたいことをするために独立するんだ、、の落とし穴

よく、自分がやりたいことをするするために、独立する、という話を聞きます。確かに二理も三理もあるのですが、必ずしもそうとは限りません。今回はそんなことをば。

独立する、ということは、自分で稼いで食べていかないといけない、ということです。つまり、なんでもやれる自由がある代わりに、食っていけず飢えてしまう自由もあるわけです。なので、飢える自由を回避するために、なんでもやれる自由を放棄しないといけない、ということがあります。

例えば、嫌なお客さんがいるとしましょう。この人と仕事をするには嫌で嫌で仕方がない、ということありますよね。でも、この人との取引を切ってしまったら、収入が途絶え生活が破綻する、ということになったら、なかなか切れない、ですよね。仕方がないとはいえ、少なくとも好きなことができている、という状態ではないわけです。

逆に、組織にいれば、人にやとわれていれば、やりたいことができないか、、と、必ずしもそうではない。例えば、会社の中で提案したり、希望を出したりすることできますよね。自分でうまく仕事を作って、その仕事ができていれば、嫌な仕事も断りやすいです。やっぱり、「この仕事はやりたくありません。」というより、「今、携わっている業務があるので、そちらまでは手が回りません」のほうが通りやすい、と思います。まあ、奥の手として、転職、ということもありますし。

やりたいことをする、というのは、必ずしも独立する、とイコールではありません。むしろ、やりたいことをするために準備したり、行動したり、決断したり、ということが必要です。やりたいことの内容によっては、会社勤めのほうがしやすい、ということもあるでしょう。ですので、短絡的に独立するのではなく、じっくりとそのあたりも検討してから決断したいものです。

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