管理監督する、ということは結構難しいことです。ですが、リーダーが全部しようとすると大変なことになります。今回はそんなことをば。
管理監督責任が曖昧な組織、たまにあります。部下の行動全体を管理する上司がいない、という状況です。タスクごとに上司部下はいることはあるのですが、タスクがないときちんと管理できないということあるでしょう。
そういう場合の問題点として、ポケット、つまり、管理されない領域に入ってしまうと、誰も注意できなくなってしまうということがあります。例えば、タスクが多すぎてその人の業務量が多すぎてしまう。逆にタスクが少ないと暇すぎて手があく。あとは、タスクとは関係のない立ち居振る舞いに問題があった場合でも注意する人がいない、等等。
そういうことが起こると、組織全体の空気がギクシャクしてきます。誰も注意する人がいないと、組織のリーダーが直接解決に乗り出さざるを得なくなります。リーダーには他にもやることがあり忙しかったりもするので対応が遅れたり、また、リーダーが怒ったり説諭したりすると重たくなったり組織の空気が暗くなったりすることもあります。やっぱり、組織論としては、リーダーはニコニコしている方がいいですから。
じゃあ、どうするか、というと、組織規模に応じて管理監督する人を分担する、ということが考えられます。例えば、組織が4〜5人程度であれば、まあ、リーダが直接管理すればいいでしょう。10人以下であればNo.2が管理監督責任を主として負い、リーダーが後押しする。で、10人以上にあれば組織を階層構造化し、上部にいる人が下部を管理する、ということのように。
ということで、管理監督責任をきちんと職務分掌することの大切さについて考えてみました。