料理にはできる限り調味料は少なくしたほうがいい、という発想

世の中には、できる限り多くの調味料を使った方がいい、という考えがあります。ぼくはその意見とは別の意見を持っています。

表題の通りできる限り使う調味料は少なくした方がいい、ということです。ただ、これは注意があって、一つの料理に入れる調味料を、ということです。料理によって、きちんと使い分けた方がいいですよ、ということです。

一番の理由はコスパ。やっぱり、調味料をたくさんの種類を使うのは、面倒だし、お金もかかります。2〜3種類ならまだしも5種類も10種類も使ったら面倒だし、買わないといけないですよね。そこに入る調味料が普段使わないものだと、結局、使わずに古くなってしまい、捨ててしまうことになります。

それが、料理の根本をなす調味料なら仕方がないのですよね。例えば、麻婆豆腐における豆板醤とか、あとは東南アジア風サラダにおけるナンプラーのように。逆に、隠し味にナンプラーとか言われても、東南アジア系の料理が好きで常備している人ならいいのですが、そうでない人なら、隠し味を入れずに作るか、もしくは、その料理そのものを作りたくなくなってしまいます。

あとは、味について言えば、たくさんの調味料を使うと料理の味が鮮烈でなくなる、話もあります。確かこれは料理系Youtubeで見た覚えがあります。理屈で考えても、たくさん調味料を入れると平均的な味になってしまいそうですよね。ぼく自身は、そこまでの舌の感覚があるわけではないのですが、少ない調味料を使ったから美味しくない、ということはないと思います。逆説的にそれならそんなにたくさんの種類を入れなくてもいいんじゃない。ということです。

あとは、ちょっとこの話と矛盾するかもしれませんが、何にでも同じ調味料を入れるのはどうかな、と思います。これは個人の好みなのですけどね。例えば、味の素という調味料があるのですが、どんな料理にでも入れると全部味の素の味がついてしまい面白くないかな、と思います。むしろ、この料理のこのレシピには味の素を入れるんだ、と言われた方が使う気になります。まあ、これは、あくまでも個人の好みの領域でこの味が好きな人はどんどん入れたらいいということです。

おそらく大切なのは、料「理」というように、理屈が必要かな、と思います。なんのためにこの調味料を入れるのか、ということを意識すると、なんとなく「これを入れたら美味しんじゃね」的に余計に調味料を入れることは減るのかな、、と思いました。

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