今回は、経営者が果たすべき役割の後編です。今回は、イノベーターとマーケターという2つの点を考えてみます。
イノベーターというのは、企業に変革をもたらすという役割です。従業員というのは、性質上、ルーティーンの業務を続けていくことは強いのですが、それが変更するということはなかなかうまくできません。慣性の法則というものがあって、同じことを続けてしまうのですよね。ただ、企業活動としては、時代の流れに伴い、テクノロジーや法制度、また、顧客のニーズの変化等等もあり、やり方を変えていかないと多いのです。そこで、経営者が企業活動に変革をもたらす、イノベーターとしての役割を負うのです。
それと、マーケター。マーケターというのは、マーケティングをする人、ということです。組織によっては、マーケティングする人がいない場合、というのがあります。まあ、会計事務所なんかもその典型です。そういう場合は、経営者が補うことが求められます。マーケティングは戦略性が高く、そのため、高い職階の人がその責をおう必要があるし、また、トップセールスという言葉もあるように、経営者が営業をする方が効果が高かったりもします。
ということで、経営者として負うべき役割として、イノベーターやマーケターがあります。もちろん、組織の大きさによって、経営者的役割も役割分担することはあり得ますが、まあ、こんなところですね。