みなさま、個人の確定申告お疲れ様でした。ほっと、一息、ついていることだろうと思います。ですが、もう、すでに来年の確定申告は始まっている、のです。ここでの確定申告は主に事業をしている人、つまり、事業所得者を想定しています。
まずは、確定申告書の基礎となる帳簿は日々、記帳することが可能なのです。確定申告書上の事業所得は青色決算書、もしくは収支内訳書は日々の取引を記帳してそれを集計したものです。なのでやろうと思えば、都度都度、溜め込まないうちにできるはずです。この文章の執筆時は3月中旬なので、理論的には1月と2月の月次を締めることはできるはずです。
これらの取引を毎日、なのか、毎週なのか、毎月なのかは人それぞれですが、定期的に記録していた場合と、そういうことをせずに年を越してから慌てて記帳する人とは負担感が違うと思います。例えば、1日の取引量が平均3件として、365日あれば1,000件を超えます。この量を一気に片付けようとすると結構しんどい思いをすることになります。
また、会計事務所に記帳を頼む、という人もいると思います。これも同じで、日々の取引の証憑(請求書や領収書)を受け取った都度、整理して保管している、のか、1年通して乱雑に放り込んでおいて後から整理しようとするかで、大変さが変わってきます。特に、証憑書類は保管せず紛失してしまったりすると、経費として計上できなかったり、収入の計上が漏れてしまい場合によっては脱税呼ばわりされてしまう、、などのデメリットがあるので、そうはならないようにしたいところです。
会計事務所なり、友人なりを頼る、ことを考えても、ギリギリだと難しいと思います。人に頼るなら頼るで、早めに探したりお願いしたりすることも必要でしょう。
ということで、すでに、令和4年度の確定申告は始まっているので、できる範囲でも早めに手をつけることをお勧めします。