さて、思いついた比喩表現、3回めはまさに会計ソフトのお話です。これは、ちょくちょく、使ったりもします。
会計事務所にあるあるな誤解は、会計事務所はどんな会計システムでも理解しているし、使いこなせる、と思われていること多いです。実は、逆で会計事務所は使っている会計ソフトを一つに絞っていることが多いです。
というのは、会計ソフト、というのは、意外と機能が色々とあるし、また、バージョンアップでどんどんと機能が変わっていきます。そこをキャッチアップするのは結構大変です。また、会計事務所サイドだと、会計システムは使う、だけではなく、使い方や活用方法を教える、ということもしなくてはなりません。
そうすると、結局、たくさんの会計ソフトについてそこまで知識を深めるのは難しく、深く、一つ、もしくは二つの会計システムに絞るのがいっぱいいっぱいということです。
あと、基本的な仕組みや機能は割と同じような物であったとしても、操作性や画面デザインは異なるので、やっぱり、使い慣れたものを使いたい、ということです。
料理人も使い慣れた包丁の方が料理を作るのが楽です。まあ、和の職人が和包丁を使うのなら、別の人の包丁でもまだなんとかなりますが、和の職人が中華包丁とか、やっぱり使いにくくて、自分の手に馴染んだ包丁を使う物です。
ということで、会計事務所にとって会計ソフトは包丁のような物です。この使い方は人それぞれあります。