前回のブログで、会計とはなにか、ということを書きました。今回はその続きとなります。
会計と似ているもの、といえば、家計簿がそれに該当します。家計簿を同様に定義すると「家計簿とは家庭の経済活動を金銭を単位で記録することである。」となります。いわゆる会計とは、経済活動を金銭の単位で記録する、という点で共通します。
ただ、もちろん、違いというものがあります。まず、記録・開示の対象が企業と家庭と異なってきます。それに伴い、企業の会計は色々な人がかかわってくるため、厳密に記録をつけることが要請されます。また、企業内外の利害関係者(株主や銀行)に業績等の会計情報を公開しなくてはなりません。そのため、会計では会計情報の作成や公開の方法について、非常に詳細なルールがあります。
他方、家計簿の場合だと、家庭の人しか見ないので、その人たちが都合のいいようにつければいい、ということになります。特に、家計簿を開示しなくてはならない、ということもありません。家計簿のつけ方のルールというものはありません。
若干の違いはあるものの、会計と家計簿は似たようなものだ、と考えております。会計、というと難しいイメージがあるので、家計簿のようなものだ、と考えるとそんなに堅苦しいものではないのではないでしょうか。