社長という立場にあると、休みをとるべきか、とらざるべきか、悩むことありますよね。個人的には、しゃちょうといえども、やっぱり休みを取るべき、と考えます。今回はそんなことをば。

社長は、休みを取る義務はないのです。社長、法律的には、会社であれば役員、個人事業主であれば本人、となると思いますが、両方とも労働基準法は適用されないので、有給とかそういう概念もなく、休む休まないも自分の判断となります。なので、休まないで働き続ける、ということも当然できてしまうわけです。

とはいえ、社長といえども休むべき、と考えます。やっぱり休まないと、自分の心身の維持や、家族のケアに当てれる時間がとれないですからね。社長業はいい意味での公私混同が求められることが多いので、仕事している時間というのは、会社員より長くなりがちですが、とはいえ、休息は必要です。少なくとも、ある程度きちんと休みをとっておいたほうがいいと思います。

じゃあ、有給はとるべきかどうか。有給、といっても、社長は有給とれないので、正確にいうと会社全体が休みの日、以外の日をどうするか。別に、法律上は休んでもいいのですが、調子に乗って休みをとりまくるのも、従業員のモチベーションが下がるので注意が必要です。とはいえ、休みをとらないと、従業員がとりづらいとか、あと、疲れがたまると、従業員が有給の申請をした際に、イラっとくるので、「おれがひたすら働いているのに、なんで休むんだ」みたいに思ってしまうので、そう思えてきたら、自分でも休みをとって、疲れを回復させたほうがいいです。お互いさまにしたほうが、精神状態はよくなるものです。

じゃあ、残業はどうか。厳密にいうと、社長は残業手当がつかないので、社長が残業というと、終業時刻を過ぎても仕事をするかどうかです。社長が残業しまくると、従業員も帰りにくくなります。いわゆるつきあい残業となり、無駄に残業代がはっせいしてしまうのと、もし、サービス残業となるとコンプライアンス上、問題となってきます。でも、自分が残業しているのに、部下が早々に帰るのも、けっこう、神経に触ります。そう考えると、社長が早々、退社する、ということも必要です。

とはいえ、もちろん、立ち上げ時とか経営危機のときとか、そうそう休みはとれないよー、ということもあるかもしれません。ですが、長い時間の中では、ある程度の休みを確保したいものです。