この文章は令和2年6月21日に書いています。さて、6月19日に県境を越えた移動が解禁されました。それに伴い、徐々に人出が出てきました。また、県内での移動は解禁されているので、人の動きは徐々に戻ってきます。
じゃあ、観光業や飲食業が元通りになるか、、というと難しい。
一番は、ソーシャルディスタンスを保つためには、人の入りを制限せざるを得ず、稼働率がさがってしまいます。つまり、従前はキャパシティを使い切って採算を確保していたのが、採算の確保が難しくなります。
それと、感染予防のための手間、というものも発生します。消毒液を買う、こまめに消毒する、定期的に換気する、大皿ではなく取り分けて給仕する、席を広くなるようにする、等々。これも、一つ一つの手間は小さくても、積みあがるとボディブローのように効いてきます。
また、消費者心理もあります。消費者のほうもコロナが怖いので、行動してもその範囲を絞り込む、ということはあるでしょう。そうすると、今のお店にはお客さんはいきわたらず、営業的にはかなり苦しい、という状態になってしまう。
また、必ずしも、このままコロナが終息するとは限らず、第二波、第三波が来ることは十分に考えられます。そうなると外出自粛要請がでて、またもやお客さんが来ない、ということになります。ただ、外出自粛要請をしたときの経済に与える影響は大きく、今の政府もそれをするか、、というと疑問ではありますが。
ということで、観光業、飲食業にとっても、苦しい時期が続きます。それを前提として、新しいビジネスを組み立てていくということがもとめられてきます。逆に、消費者の立場としては、応援してあげたいな、、という気持ちがあります。しばらくは辛い時期が続きますが、頑張ってほしいなと。