事業を行うことは果樹園を経営しているようなものだ

果樹園を経営する、というのは時間がかかる営みだと思います。自分は、ふと、事業や人生は果樹園を経営するようなものかな、、と感じることがあります。まあ、ぼく自身は農家ではないので、果樹園経営がわかっているわけでもないのですが、比喩的に捉えてもらえればと。

果樹園もそうで、最初に木を植えても全然、実はならないです。でも、それを何年もかけて丁寧に手をかけて育てるからこそ実がなってきて、そこからは安定的に収穫が見込めるということかな、、という感じかな。最初は収穫がないので、結構コスト先行でしんどかったりします。そうなると、実ができるようになるまでは、もっと早くに収穫できる作物を作ったり、

人生でも事業でも、最初の仕込みは時間がかかる、ということです。事業においても、新しくお客さんを獲得しても最初のうちは導入や教育なんかもあって最初のうちはコストが収入を上回る、ということもあるでしょう。ですが、慣れてきて安定的に役務を提供できるようになると利益が上がり始めます。

つまりは、価値のあるものを作るには時間がかかる、ということが人生や事業にとって、あるあるだったりします。なかなか、それができないから難しいし、だからこそ価値がある。ということです。あとは、時間がかからずにできるものは他社でもすぐに真似されてしまうので旨みがなくなりやすいということもあるでしょう。

それとともに、継続的に木を植えていかないといけない、ということあると思います。一旦、木が大きくなり果物が実り始めて収穫ができたとしても、いつかは木は枯れて実がならなくなります。そうなる前に新しく畑を起こして、木を植えていかないといけない、ということです。それも、果樹園の木が全滅してからだと遅いので(収穫できない期間ができてしまうので)そうならないうちに継続的に木を植えていく、ということです。

これまた、事業でもそうです。継続的に役務を提供するような事業の場合でも、やがてはお客さんは離脱したりやめたりするので、少しずつ新しいお客さんを獲得しなければなりません。また、売れ筋の商品とかあっても、いずれは陳腐化する、いずれは買われなくなる、ということも見込まれている以上、新たな商品の開発をし続けていかないといけない、ということです。新規顧客、新規事業、新規商品、ギリギリになってからだと間に合わない(短絡的なものができてしまう)ので、ある程度、商売が順調で利益が上がっているから始めないといけないかな、、と思います。

やっぱり、価値のあるものを作るには時間がかかる、そこにどう対応していくか、というのが、事業を遂行している上で、とても大切なことだと考えています。

未分類