会計基準から古くからあるものとして、企業会計原則、というものがあります。これは、読んで字のごとく日本における会計基準の根本的な考え方を記載しております。従前は、こちらの会計原則に基づき会計処理等が行われておりました。

しかしながら、近年は、会計基準の国際的調和化の中で、企業会計原則が顧みられることが減りつつあります。特に、ここでの記載とは矛盾するような会計基準も制定されるようになり、原則としての有効性を減少しつつあります。

ただし、廃止されたわけではなく、今でも日本の会計慣行に影響を与えております。ただ、近年はそれについて、論じる人が減ってしまい、内容をきちんと理解している人も減っていると聞いております。というわけで、今日から数回にわたり、「企業会計原則の振りかえり」をしてみようと思います。

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