自分に対しては「もっと」、人に対しては「足るを知る」がいいのではないか。

前回の投稿では、「もっと」と「足るを知る」のバランスの大切さを考えてみました。今回は、別の切り口、つまり、人、という観点から、これのバランスについて考えてみます。

人については、「もっと、もっと」と要求水準をあげていく、よりは、むしろ、足るを知る的ないいところを見つけていく、というアプローチが有効になります。

もちろん、人に対しても、人を選ぶ、説得する、元気づける、脅す、褒美をしめす、なだめすかす、等々、動かす手法もあるし、ある程度は、「もっともっと」と要求することができます。

とはいえ、人のことである以上、なかなか、自分の思う通りには動かないものです。それがゆえに人間関係からは色々とストレスが沸き起こってくるわけなのです。

そういう場合は、相手のいい面を見る、もしくは、相手のレベルや自分との人間関係に合わせて要求を変える、ということがあるでしょう。

例えば、うまくいかない恋愛があった場合、相手の気持ちをもどそう、として、距離を詰めようとしても意味がない、ということもありますよね。それよりは、過去の日々を大切に思いつつも、現在の状況を前提に自分の感情や相手との関係を再構築していくことが必要になったりします。

これは、恋愛に限らず、仕事、家庭、趣味、という人間関係にまつわるあらゆることがここにあてはまります。なので、人との関係は、足るを知り、その人にあった関係にしていくということになります。

これが、自分の場合だと、「もっと」を基調にしてもいいと思います。自分の感情や行動は自分でコントロールすることが可能なので。もちろん、限度もありますが、人に対するよりはやりやすいのでは。

ちなみに、この話、別の言い方をすれば、「自分に厳しく、人に甘く」です。概して自分に厳しい人は人にも厳しく、人に甘いと自分にも甘くなります。そこを気を付け、うまく、自分と人の扱いに差をつけたいものです。

人生のコツ/趣味