勉強する、サクサク先に進めたり、難しい単元に急いだりしがちです。ですが、まずはじっくりと基礎を固めることが大切。ということで今回はそんなことをば。
基礎を固める、ということは具体的にどう対応するか。それは、基本的な本や問題を繰り返し読んだり解いたりすることにつきます。つまり、基礎を繰り返すということです。
では、具体的に、ぼくが公認会計士試験をしていた時のことを考えてみます。ぼくは試験勉強のために専門学校に通っていました。そこのカリキュラムだと、基礎で範囲を一回しし、上級で基礎的なこととともに応用的なことを教えるような組み立てになっていました。また、答練も基礎、応用、直前みたいになっていて、徐々に難易度があがっていきました。
そんな中で、ぼくは、基本となるテキストと答練をひたすら取り組んでみました。おそらく、テキストは30回以上読んでいるし、答練も基礎の部分でこれは、と思うものは10回以上解いたと思います。ちなみに、その時回答用紙は1部しかもらえないので、あとはコピーして対応していました。
基礎ができると、応用の論点も理解しやすくなるし、初見の問題や論点であっても、ある程度はその場で対応できるようになります。そもそも、基礎が理解できないと、積みあがらず、応用もへちまもなくなってしまうからです。
実際、この方法で合格することができたので、おそらく効果があるのでは、、と思います。どんな試験でも、特にマイナーな試験だと練習問題的なものが少ないこともあり、そういう場合でも繰り返すことにより、実力がついてきます。
この文章では、ここまで「試験」ということにフォーカスしましたが、試験だけではないと思います。仕事の上でもそうですし、人間関係や生き方、といったことも基礎的な部分があり、それをなんども丹念に繰り返す、そのことにより自分の血肉となり応用も効く、そんなことになろうかと。