お金に対する錯覚を認識して、自分の行動を最適化しませんか?

お金、今のように資本主義経済下においては、切っても切れ離せない関係にあります。もちろん、お金は全て、、ではないのですが、やっぱり、重視してしまいますよね。ただ、そこに目を奪われるあまり、つい、最適でない意思決定をしてしまう、こともあります。今回はそんなことをば。

まず、絶対的な金額にどうしても目を引かれてしまいがちだ、ということがあります。例えば、1日300円、と聞くと安く感じますよね。月額7,000円と比べてみて、どう感じますか?なんとなく、1日300円のほうが安く感じますが、月に直すと約9,000円と月額7,000円より高くなります。このように、目に見える金額を小さくするとなんとなく金額が小さく感じられるものです。よく、投資詐欺の方がおっしゃる、月利2%も、同じ心理的な動きを利用してい、ここで年利にすると24%で利回りが巨額すぎ嘘くささが出てしますが、月利2%と言われるとなんとなくほどよく感じてしまい、つい、手を出しがちになる、という心理があります。ここでのポイントは、長い目で引き直すことで、例えば、月額9,000円、年利24%として考えると正常な判断がしやすくなりますい。

それとお金以外の要素に考慮が及ばないこと。これは時間が典型例ですし、健康もあてはまるかもしれません。買い物で、如何にお金を節約しても、時間がかかってしまう、のであれば、多少高くてもぱっぱとかってしまったほうがいい、ということもあるでしょう。また、セットメニューのほうが通常メニューより安くて量が多い、といっても食べ過ぎてしまえば健康を損ねます。それなら、割高でも通常メニューを頼みほどほどの量食べておいたほうが得ともいえるでしょう。これは、食べ放題や飲み放題ではまりやすい罠なので、気を付けてください。つまり、お金は見えやすく考えやすいため、そこにしか目がいかず全体的に最適な意思決定ができない、ということもありえます。

逆に、お金を払うことで安心してしまい、不必要にお金をかけてしまう、ということもあるでしょう。ITに弱い人のほうが、よくわからず結局高いPC、スマートホンを買ってしまったり、不必要なオプションをつけてしまったり、ということもあります。「高い」=「信頼できる」「性能がいい」という方程式が成立しているからです。高い理由が買い手が求めているものと異なる場合には、ちょっと損な取引になってしまいますよね。

あとは、安くて不必要なものを買ってしまう。世の中、セールなどで通常より安い値段で提供してくることは多々あると思います。こういう時は、期限も区切られているので、つい買ってしまいますよね。セールで買ったもの、きちんと使っていますか?というのがここでの問題提起です。結構、セールで買ったものは、結局使わない、ということもあったりします。安く買う、と、モノに対するありがたみが減る、ということもあり、正規料金でお金を出したほうが大切に使う、ということもあります。なので、セールといって「安いから」と飛びつくのではなく、「本当に必要なのか」という、健全な疑問を持ちつつ考えたいものです。

結局、お金は見えやすいため、つい、意思決定がお金にひきずられてしまい、時として最適な意思決定ができない、ということもありえます。それを防ぐためにも、意思決定をする際には、お金以外の要素にもできる限り目を向けるようにしましょう。

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