さて、時は令和元年12月、そろそろ、来年の抱負などを考えている時期かとも思います。何をするか、も、もちろん大切ですが、なにをやめるか、ということを考えることも同様に大切です。
というのは、今年も来年も365日(厳密には来年は366日)と、与えられている時間の量というのは変わらないのです。
なので、新しいことを始める、としても、今までしていたことをし続けるとなると、結局、時間が足りなくなってしまいます。そうなると、新しいことをするのは結構自分にとって負担がかかるので、結局、以前からやっていた活動のほうに軸足が移り、新しいことをできない、ということなります。
なので、翌年度の目標を立て、それに基づき、タスクやTo Doを作り込むときには、既存のことをやめる、とめる、捨てる、ということが重要になります。この場合、新年の目標に紐づかない、もしくは遠いことがやめる対象になるでしょう。
これは簡単そうに見えてなかなか大変です。慣性の法則、習慣の力、というものがあり、これを止めるには一定の努力が必要です。また、コミュニティをやめたりする場合は、人間関係等々の要因があり、気まずかったり、心寂しく、つい、やめるのをやめてしまいがちです。
ですが、やめることをやめてしまうと、新しいことをすることが難しいというのも事実です。新しい酒は新しい革袋に盛るといいます。なので、自分がやってきたことの棚卸をして、その中でやめるべきはやめる、ということも必要になってきます。