大切な打ち合わせ、重要な会議、交渉ごと、告白、聞き取り、等等、あります。そういう時は自分が意図したように話を進めたい、と思いますよね。そんな時、どう準備したらいいか、考えてみました。
こういう場合、シナリオを作る、という人、多いのではないでしょうか。相手がこう言ったら、自分がこう言って、で、相手がこう返してきたら、最終的に自分はこう結論づける、、みたいな。シナリオを作り、シミュレーションを重ねるとうまくいく気がします。
ですが、実は、シナリオを作る場合には落とし穴があります。それは、シナリオから外れた時の対応です。コミュニケーションは相手のあることなので、シナリオ通りには進みません。入念にいくつもシナリオを用意しても、やはりそのとおりにいかないことの方が多いです。シナリオから外れると焦ってしまい、無理矢理にシナリオに戻そうとします。焦っている上、無理矢理話を作ろうとするので、だだ崩れてしまう、、ということは往々にあります。
ならどうするか、です。一つ目は会話のゴールイメージを持つ、という方法があります。これは、以前、投稿したような気がするので、ここでは割愛します。
もう一つは、いうべきことを事前にいくつか用意しておく。シナリオとの違いは、シナリオは流れや話す順番までを作っているのですが、これはそうでなくてバラバラな状態で、議論のポイントや自分が言いたいこと、反論に使えそうなことを用意しておく。それを会話の流れで、適切だと思うタイミングで当てていく。例えると、事前に道具箱に言葉を用意しておいて、必要に応じて道具箱から出していく、そんなイメージです。
会話の流れそのものを作るわけではないので、そこから外れる、ということはなくなります。ですが、いうことを作っておくことで、ゼロベースで会話するよりは、ずっっと、会話をうまく進めることができるようになるでしょう。
じゃあ、具体的な準備についてですが、一つは、箇条書きでいうべきことをまとめておく、ということがあります。そうすると、言うべきネタが整理されます。
もう一つは、シナリオを作ること。あれ、最初のところでシナリオを作ることを否定していたじゃん、、と思うかもしれません。もう少し言うと、シナリオを作るがそれに頼らない、と言うことです。野球で言えば、素振りとバッターボックに立つことは違いますよね。ですが、素振りをすることが、本番で打てることにつながる。それと同じで、シナリオを作ることは野球でいうところの素振りをするようなもので、ある程度の練習になります。いうべきことが頭にあれば、必要なときにパッと出てきたりもしますしね。
ということで、コミュニケーションのコツですが、事前準備は大切です。シナリオに頼らない、ということは覚えておきたいところです。