「ささる言葉」を使うようにしよう~「簿記はスポーツだ!」の続き

前回は、「簿記はスポーツだ。」ということを少し考えてみました。今回は、別の角度から、この「簿記はスポーツだ!」という言葉の意義を考えてみます。

「簿記はスポーツだ。」、結構、印象に残りやすい、ですよね。この「簿記はスポーツだ。」というのは比ゆ的表現で言いたいことは結局、「簿記の点数をあげるためには、繰り返し問題を解く必要がある。」ということです。

では、普通にそういえばいいじゃないないか、とも思うのですが、実はあまり心に刺さらない。つまり、受験テキストや受験学校の講師は、みんながみんな、いつもいつも同じことばかりいうので、受講生としてはその言葉に慣れてしまいます。そうすると、「また、言っているよ。」という感じで、あまり響かず、行動も変わらなかったりします。

でも、ここで適切な比喩やたとえ話を使うと、ぐっと納得しやすくなります。「簿記はスポーツだ!」と言われると、一瞬、おやっと思いますよね。別に飛んだり跳ねたりするわけではないですし。でも、意味を聞くと「確かに~。」と思います。そうすると、「簿記はスポーツだ。」ということが頭に残り、じゃあきちんと問題を解こうかな、、というとなります。もちろん、どの程度影響を受けるかは人によりますが、私にとっては結構印象的で、試験が終わってから10年以上たってもこの言葉は覚えています。

このように、うまく比喩や例えを使うと、納得感、説得力が増します。なので、適宜、言葉に対する感性を高めて、刺さる言葉を作っていきたいものです。

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