お客さんや上司から「〜〜って、できますか?」と聞かれたとき、どう答えますか?もしかしたら、「できる」とか、「できない」と、ポンと答えてしまうことあるかもしれません。その場合、もう一つの選択肢を考えてみたら、、というのが、今回のテーマです。
できる、できない、で答えるのはある意味簡単なこと、といえば、簡単なことです。今、手許にある情報だけで、答えることができるし、特に何か調べたり考えたりする必要もないからです。
ですが、世の中、そう簡単にうまくいくことはありません。お客さんや上司の人々には彼らの都合や欲しいものがあります。必ずしも、自分の手にそれがないこともあり、すぐに「できます」とは答えられない、ということもあるでしょう。
そんな時、直ちに「できません!」と言ってしまうと、上司やお客さんにとっても、あまりいい気分はしないものです。そんなとことを繰り返してしまうと、上司の評価がさがり、お客さんも離れてしまいます。
じゃあ、どうするか。そこで、解決策を考えてみる、ということが必要です。つまり、できないという結論を出してしまう前に、他に手段がないか、ということを考えたり、調べたりする。そうすると、実はできたりする、ということもあるでしょう。また、一部は妥協しても、ある程度の目的は達せて、ある程度の満足は得られる、ということは往々にしてあります。もしかしたら、想定しているよりいい方法というのもあるかもしれません。
この時のポイントは、上司やお客さんの意図を汲む、ということです。表面的な依頼だけでは、「No」としか言いようが場合であっても、その意図がわかれば、意図に沿った答えが見つかる可能性があります。
あとは、すぐに否定しないこと。できない、、と思っても、一旦は持ち帰り考える、というひと手間を加えると、解決策や妥協案が見つかりやすくなります。
なので、ビジネスマンとしては、できる、できない、つまり○か✖︎か、ではなく、妥協案やさらにいい方法を考えてみる、ということは大切なのです。