「冷蔵庫の中を見て料理する。」これは、主婦であれ主夫であれ共働きであれ、家庭で料理を担当する人であれば必須の技術でしょう。とはいえ、それに頼ってしまうのもいかがなものか、というところもあるので、今回はそんなところを。
冷蔵庫の中を見て、それに合わせて料理する、ということは大切な技術です。もし、これができないと、極端な話全てについて献立を設定してそれに基づき料理しないといけない。そうすると、どうしても材料が余ってしまうので、使い切れない場合もでてくるでしょう。それと、全て事前に献立を設定するのは、結構大変でやや非現実なので、ある程度は献立を作っても、どこかで余っている食材を見ながら、ということになるでしょう。
とはいえ、「冷蔵庫を見ながら作る」というにもデメリットが。それは、今、自分が有している料理技術や方法に縛られてしまうこと。後は、簡単な方法に流されてしまう、ということもあります。例えば、野菜炒めとかが簡単で時間もかからないので、どうしても、炒める系になったりとか、後はサラダになってしまう、ということもあります。また、冬だと、どうしても「鍋」に流れてしまいますよね。
これを防ぐには、ある程度、新しい知識なり技術なりを覚えていくこと。本格的な料理でもいいですし、パッと出来る料理でもいいので、本を見ながら作ったり、料理教室に行って料理したりして新しい料理を覚える。それを作ることそのものがマンネリを脱出できるし、新しい技法を覚えると、冷蔵庫を見ても思いつく料理の幅が増えていく、ということもあります。
というわけで、新しい料理を少しずつでもいいので習得すると、それに伴い、「冷蔵庫を見て料理を作る」技術も向上するため、バランスをとりながら両方取り組むといいかと。