夢の達成は 0% or 100%で判断しないほうがいいですよー

僕の個人的な感覚として、夢や目標を追い求める人は、それはそれで素敵だし、意義のあることとと思います。もちろん、それには、周囲との調和をきちんととる、ということが前提ですが。とはいえ、それについてつい足を止めてしまう、ということもあるでしょう。今回は、その、つい足を止めてしまう要因とそれに対する考え方を考えてみます。

物事をなそうとすると、「失敗したらいやだな。」とか、「どうせうまくいかないんだろうな。」と考えがちです。特に、夢や目標が大きくなればなるほど、そういうことを考えがちになります。このような考え方が強くなると、「やっぱ、やめるか、、」となり、やらなくなってしまう、ということも、結構、身に覚えがある人もいるではないでしょうか。

この心理の中には、夢の達成をall or nothing的に、0%か100%の2つの軸で評価してしまう、ということもあるでしょう。つまり、達成できれば100%達成おめでとう、できなければ「やっぱ、だめじゃん、、、。」と落ち込んでしまう、ことが多いように感じます。ここでの提案は、表題にもある通り、0%-100%で考えることはやめよう、ということです。その間には、1%の達成もあるし、5%の達成もあるし、50%まで、80%まで行けるかもしれない。もちろん、100%に達せなかった悔しさはあるし、それはそれで非常に大切なことですが、一方で部分的にでも達成できたことを喜ぶようにしませんか。

ここで、例として僕が高知県で行われる四万十川マラソンというマラソンと言いつつ水泳大会に出ようとしたときのこと。確か、3.5kmと5.0kmと二つのコースがあり、クロールとしては1.5kmが最長だったので、短いほうのコースにでました。当時は、オープンウォーターの大会に出たこともあり、もう少し泳げるようになりたい、と思っていたことと、日本最後の渓流とよばれる四万十川で泳ぐということは、オープンウォータースイムの大会を意識するようになってから憧れの大会だったといえます。夢というと大げさですが、やってみたいことではあったのです。

それに目指して、水泳の練習を重ねました。その当時は東京に住んでいたので、週2~3回くらいはプールに通い練習をしました。これは個人差があることだと思うのですが、僕の場合は1週間に2回以上水泳をすると体が水になじんできて、泳げる距離が徐々に長くなるように感じられます。で、大会日の2日前くらいに中止の連絡が、、。どうやら、当時、四万十川周辺では雨が結構降っていて水位が上昇し危なかったようです。これは、結構、ショックでしたね~。

このことをふりかえるに、目標としていた四万十川マラソン完泳、は達成できませんでした。まあ、大会そのものがなくなったので、必然的にそうなってしまいます。じゃあ、なにも得られることがなかったのか、、というと決してそんなことはありません。まず、プールでのスイムとはいえ、クロールで3,000m以上泳ぐことができたこと。それ以前は、大会で1,500m練習でも2,000mが限度でしたが、四万十川マラソンを目指す過程でこのくらい泳いだ、というのは、自分にとって自信となります。それともう一つは、その時まで、高知県に憧れつつも行ったことはなかったのですが、初めて行く機会がもてたこと。そうです。大会はなくなっても、航空券や宿は自動的にはキャンセルにならないのです。直前過ぎてキャンセルできなかったので、「えいっ」とばかり四万十川のほとりに出向いたのですが、これはこれで結構いい経験になりました。

やや長くなりましたが、夢や目標に踏み出す前は、「達成できないのでは。」と思うこともあるでしょう。でも、「やればやるだけ得られることもあるさ。」と思って、踏み出しやすくなりませんか?踏み出すときは、一気に踏み出すより、徐々にやっていったほうが、行動はしやすいことでしょう。

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