勉強や仕事をする時に、「よーし、今日は一日中オフィスで企画書に専念するぞー」、とか、「3時間、ここで、社会科の教科書を熟読しよう。」というように、一つのことに集中しよう、と、考えがちです。今回はそこに潜む落とし穴や解決法を考えます。
「よーし、がんばるぞー」とスタートして、30分頃もすれば、別の感情に襲われます。「飽きた。」、「眠い。」、「別のことしたい。」等々、雑念が襲い掛かってくること、ありますよね。もしくは、考え始めたはいいが、考えがうまくまとまらず、作業が先に進まない、ということもあるでしょう。この「一つのことに専念する。」ということは案外と難しく、途中で頓挫しがちです。頓挫すると、そのままずるずる、だらだらとその時間を過ごしてしまいます。
それを解消するには、いったん、そのことをストップし、別のことを手を付けること。企画書に飽きたら経費精算をする、社会科の勉強に飽きたら国語の勉強をする。そうすると、やることが新しくなるので、頭が切り替えかわります。頭が切り替われば、また、別の課題にむかって、着々と仕事や勉強を進めることができるでしょう。
とはいえ、「今日中に企画書を。」、とか、「明日、社会科のテストなんだよ。」みたいにあまり時間がない、場合、もあるでしょう。そういった場合は、やり方や場所を変える、という手があります。場所であれば、オフィスで練っていた企画を、外で歩きながら考える、とか、自習室で勉強していたのを自宅に帰り自宅でやる、とか。こうすると、頭が切り替わり、やっぱり仕事や勉強がしやすくなります。
これは、そもそも論ですが、「締切ギリギリで一気にやろう。」とすると、行き詰った時に解消が難しくなります。なので、ある程度計画を立てて、徐々に進めようとすると仕事や勉強はスムーズです。行き詰ったら、一休みし、別のことをやりつつ、また、その仕事や勉強に戻る、とすると、割と精神的な負担なく進めることができるでしょう。あと、休み休みやると、ふとアイデアを思いついたり、記憶の定着が良くなったりもします。
というわけで、一つのことをぎりぎりと専念するより、少しずつ、小分けにやり方を変えながら進めるのがベターです。そうすると、思いのほか快適に物事を進めることがあります。