人から問われたときに、無条件に”Yes”と言えれば気は楽ですよね。とはいえ、毎回毎回、そういうわけにはいかないことも事実です。そういう場合、”No because”か、”Yes,but”が考えられます。それともう一つ、返し方があります。今回はそんなことをば。
“No because”、日本語にすると、「それはだめです。なぜならば、、」という論法です。つまり、相手のことを否定し、それに理由を追記することで、強い否定のメッセージを発します。これだと、相手のことは論破できるかもしれませんが、相手に与える印象はかなり悪くなります。すなわち、何がなんでも、だめだ、ということですので。
“Yes, but”というのは、「いいよ、でもね、、、」という論法です。まずは相手のことを受け入れておいて、そこから悪い方向に話を持っていきます。いいよと言っておいて、何がしかの条件をつけていく、というのもこれに当たりますね。確かに、No becauseのように完全に否定しきるよりは与える印象はいいです。また、最初にYesから入るので話者としては言いやすい、ということがあります。ただ、一旦、Yesで相手の気持ちを上げつつ、Butで下げてしまうのが、この論法の欠点でもあります。
それともう一つ、”No because”と”Yes but”を合体させたような、”No but”というのがあります。これは、「だめです、ですがこうしたら、、、」という論法です。これは、まずは否定から入り、そこから代替案を出す、ということです。
ちなみに、ぼくはこの”No But”が相手に与える印象が一番いいのでは、、と考えています。最初に落とすのですが、途中であげるので、一番終わりだと聴き心地がいいかな。ですが、最初にNoというのが、ちょっと抵抗があるのと、代替案を出さないといけない、というのが、負担があるのです。