本を読むこと、それ自体でも大きな意味があります。それとともに、本を読むことの怖ささも。今回は、本が心の奥深くに与える影響を考えてみました。
意識せずとも時に心に残る
本を読む、そのことにより、意識的だけではなく無意識的にも人の精神や行動に影響を与えます。例えば、自分がとっている行動や持っている信念、よくよく、考えてみると、どこかの本に書いてあったことだった、ということありませんか。
私の場合、自分の住んでいるあたりで食事会を設定して、色々な人を誘っていたりします。よくよく考えてみると、そのもとになっているのは、本田直之さんが書いた著書にある、「自分の得意エリアを持ち、そこに人を誘いなさい。」ということだったと思います。行動をしているときは意識していなかったのですが、ふと気づくとその言葉に影響を受けていたようです。
ネットやテレビより本のほうがなんとなく権威があるので、そういった意味でも本の影響は受けやすいです。特に、世代によっては本を読むことに大きな価値が与えられている場合もあり、そんなときは特にそうでしょう。
備えのために本を読む
一つ、本の活用として考えられることとして、将来に備えてそれに関する本を読んでおく、ということでしょう。それも、あまり近い将来じゃない、明確に意識できないことについて読む。例えば、犯罪やだましに対する本、防災に関する本、病気や介護に関する本、そういった本を読んでおくと、意識の中に残ります。もちろん、行動に移すとよりいいのでしょうが、行動しなくても頭の中に残るので効果がなくはないです。
それとともに、一つのテーマについて複数の書籍を読むことにより、反復されること、違う切り口で読めること、などの理由から、より、心に残りやすくなります。
本から悪い影響を受けることも
本を読むとそれが無意識に残る、ということを書きました。逆に、ネガティブなこと、マイナスなことを書いてある本ばかりを読むと逆に精神がそれに影響されてしまいます。後は、本に書いてあると、無条件に信じ込んでしまいます。そういったことがないように、本を読んだときに、読み続けるべきかどうか、もしくは、批判的に本を読むということも必要です。
まとめ
本を読む、と自分の精神によくも悪くも影響を与えます。その傾向をうまく使えるよう、読書できたらいいですね。