人との距離感、これは、コミュニケーションを行うために必要なことでしょう。あまり、距離感を詰めすぎると馴れ馴れしく思われるてしまいます。ここで、シチュエーションごとに、距離感が保ちにくい例を考えてみます。
まずは、男女の関係。「いいな」、と思う異性ができると、つい、急激に距離を詰めすぎてしまいます。相手のほうに、それを受け入れる気持ちがない、もしくは薄いと、つい怖くなって離れられてしまうことも….。これは、男性のほうに比較的多いのですが、女性でもついやってしまうことが多いようです。もう少し、ゆっくりと距離を詰めればうまくいく、という状況もあるのでしょうが、やっぱり、うまくいかなくなってしまう、ということも多いです。
また、有名人に対しては、そうなってしまう。テレビに出てくる人や本の著者、もそうですが、むしろ、ネット、youtube、ブログ等SNS上の有名人もしくは自分が見知っている人、というのは、距離感がつかめなくなる傾向があるようです。これは、SNSを読んだり、見たりしている人は作者に対して、親近感を覚えます。一方、読まれているほうは、「おまえのことなんか知らんがな」という状態です。そんななか、読者のほうが、馴れ馴れしい態度をとってしまうと、作者としてはやっぱり戸惑ってしまうことがあるかと思います。
それと、子供の頃を知っている人で、年が上のほう。年が上なので、よく知った気分でいますが、年下のほうは小さいころの記憶をあまり持っておらず、その人のことを忘れておりあたかも初対面、ということがあります。そこで、馴れ馴れしくすると、年下のほうとしては、つい、「なに、この人、、」と感じてしまうことがあるようです。
人との距離感はコミュニケーションを円滑に行うために必要不可欠な要素です。ここでは、どちらかというと、詰めすぎてしまう例をとりあげましたが、逆に、距離を詰めないとよそよそしい、というか、いつまでたっても親密に慣れない、ということもあります。ここは、距離の取り方が難しいところですが、相手の顔色や対応をみながらゆっくりと距離を詰めていくということが肝要ではないでしょうか。