前回に続き、論理的な文章の書き方を続けます。以下が前回のリンクです。
http://www.crossborder-accountant.com/academic-writing-style
また、前回同様、以下を文章例としてとりあげます。
http://www.crossborder-accountant.com/use-facebook-for-sharing-informatio
本文の構造
本文の構造は、トピックセンテンス(主題)とサポーティングに分かれます。
トピックセンテンスとは、パラグラフの主題となるセンテンスのことで、通常、パラグラフの第1行か第2行に置きます。例えば文章例の文章の第1センテンスは「自分が発信した情報の公開範囲を定めることができます。」というのが主題です。なお、トピックセンテンスを書くと唐突な場合は、つなぎの文章を入れることもあります。
サポーティングは主題を支える内容がきます。具体的には、事例を用いられることが多いです。文章例の第1パラグラフに記載している友達の設定、公範囲(友達、友達の友達、公開)、制限はいずれもトピックセンテンスで書いている「情報の公開範囲を定める。」の具体例となっております。その他、サポーティングとしては、統計情報、権威のある人の言葉や学説などがあります。
再び全体の構造について
ここで、再び全体の構造について振り返ってみます。まず、イントロダクションにおいて、最も主張したいことを書きます。そして、各パラグラフでその主張を裏付けていきます。各パラグラフの中でも、パラグラフの主となる事項については、パラグラフの冒頭(もしくは2文目)に書きます。つまり、大切なことは最初のほうに書いて、後の文章は最初の文章を支援するために書いている、ことになります。これを文章のピラミッド型構造、といいます。
雑感
これは、どちらかというと論文を書いたり、ビジネスレポートを書いたりするときの方法です。文章として、面白いか、といわれると微妙ですが、読み手が結論を理解しやすい書き方となります。適宜参考にしてみてください。