先週末頃から友人たちとフィリピン、マニラに訪問してきました。来た理由はフィリピンの経済成長を間近に感じること。それでは、実際どうだったのでしょうか。
フィリピンにおける経済成長
IMFの経済統計によるとフィリピンの経済成長2012年の実質経済成長率は6.1%です。そして、2015年以降は5.5%の水準で推移することが予想されております。インフレ率を加味した場合、経済成長の程度はもっと大きくなることが見込まれております。また、人口も順調に増加しておりIMFの予想では、2015年に1億人を超えるということが予想されております。このように、統計上、フィリピンは順調に経済成長しているといえそうです。
http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2013/02/weodata/index.aspx
旅行してみての実感
今回は、Makati市にあるGreen Beltと呼ばれる地区を中心に、Makati, Bonafotio, Ortigas等経済発展しているところ、今後、経済発展しそうなところを訪問しました。現在、開発中のところについては、開発した後のモデルプランを見せてもらい、今後どうなっていくか説明を受けました。マスタープランは概ね、居住地域として、マンションができる、その近くに商業施設ができる、またオフィススペースもできていく、という風になっていました。こんなところが今回訪問しただけで、2~3か所あります。概ね2019年くらいまでにはできるそうです。
また、Green Beltを始め、開発が進んだ地区はおしゃれなお店やレストランが立ち並び、東京、上海、香港といった大都市とも様子は変わりません(もしかしたら、上海より綺麗かもしれません)。
こんな様子を見ると、フィリピン/マニラは、今後、より一層経済発展していくと予想されます。
ただ、気になった点としては、
色々なところを訪問していくと、将来的には、結構、同じような風景に収斂しそうだな、、という印象を持ちました。つまり、きれいなマンション、お店、レストラン、オフィスが立ち並ぶ風景、それは西洋的な都市社会と変わらず、その光景がどんどん広がっていくように感じます。そうなった場合、従前からあった風景や人の生活といったものがどんどん減っていてしまうのでは?
車で移動している際に、庶民的でいい風景だな、と思えるところもあったのですが、開発される地区に挟まれた場所なので、いずれは消滅してしまうのだろう、いう気がします。
雑感
もちろん、経済発展することにより、人々が裕福になり、より、幸せに暮らしていけることができるでしょう。これ自体はとてもいいことであり、喜ばしいことでもあります。他方、昔からの風景、文化、暮らしといったものが消えてしまうのは、少し、寂しく感じます。具体的にどうすべきか、という考えはまとまっていないのですが、改めて色々と考える、そんな旅になりました。
——————————————————————————————————————————————- 【編集後記】
こちらは3月25日執筆のブログとなります。日本に帰ってきました!今回の旅行は非常に楽しく、エキサイティングでした。今後も今回の旅行を題材にして、ブログを綴ることもあることでしょう。