最近、暑いですね。都会ではないかもしれませんが、田舎ではスズメ蜂が家の近所に巣をつくり、時折刺されてしまうことがあります。ほっとくわけにもいかないので、駆除するのですが、その時のことを綴ってみます。
スズメバチとの闘い
休日の昼下がり、ふと気づくと玄関の軒先にスズメバチ(多分)が巣を作っていました。今まで、玄関から出入りをしていたのですが、全くこのことに気付かず。とはいえ、気付いた以上は、対処しなくてはなりません。放置しておいて、家族なり、来客なりが刺されてしまう、ということはよろしくないので。
さて、どうしたらいいか。ということで、昼食でそばを食べた帰りに薬局によって殺虫剤の物色をすることに。色々と探した末、これは、というような殺虫剤を見つけたので、それを購入。そして、帽子をかぶったりゴーグルをつけたり、厚手の服を着たり、少し装備を厳重にして、さて戦いが始まります。
これをスズメの巣にめがけて噴射。すさまじい勢いで吐き出される白い霧。バタバタ倒れるハチ。あっけなく、巣の周辺にはハチの姿が消えました。しばらくは、時間をおいて様子を見ても、それほど蜂は戻っていない様子。再度、ハチの巣に噴射し、なにもなさそうなので、箒でハチの巣を落とし、近くの用水路に流しました。
まだ、予断は許さないものの、ひとまずハチの巣を除去できて一安心。しばらくは安心した時間を過ごせそうです。
専用の道具を使うことの必要性
ここでの勝因は、おそらくハチ用の殺虫剤を買ってきた、ことでしょう。先に、殺虫剤を買った店でも、ハチ用のものでない、殺虫剤も売っていました。もし、それを使ったら、多分、ここまで効果はなかったかもしれません。よくある話として、殺虫剤をバーッとまいて、ハチがワンワンと飛んで興奮状態になって周囲が騒然とした、ということがあります。この殺虫剤はハチの特性をとらえており、噴射すると飛び回れないような仕組みになっている、だからこそ、すんなりと仕留めることができた、といえます。
これに限らず、専用の道具、というのはその目的を行うに際しては絶大の威力を発揮します。汎用性の高いものだと、色々と使えるのですが、一つのことについては、効率的にできない、ということがあります。他の例だと、ワインのコルクを抜くなら、10徳ナイフにもコルク抜きはついていますが、やっぱり、専用のワインオープナーのほうが開けやすいです。
もちろん、汎用性の高い器具には良さもあるし、物をたくさん持たなくてもいいという利点があります。ただ、「ここ一番。」という大事な一番(スズメバチとの闘いは危険を伴うのでそういった意味で、これは「大事な一番」といえるでしょう)、では、専用性の高い道具を使うことがお勧めです。
ちなみに、今回、巣の大きさはそれほど大きくなく、一回の噴射でほぼハチを全滅させるくらいの状況になりました。もし、巣が大きい等リスクの高い状況であれば、個人では巣をとらず、専門の業者に頼む、というのも一つの手段かと思います。