プロジェクトマネジメント、最近、よく聞く言葉ですね。みなさんも会社でよく聞く機会があるのではないでしょうか。今回は、プロジェクトマネジメントとはどんなものなのか、考えてみます。
プロジェクトマネジメントの意義
プロジェクトマネジメント、読んで字のごとく、プロジェクトをマネジメントすることです。以上。。。
すみません。これで終わるわけはないので、少しおつきあいください。プロジェクト、と、マネジメントこれを少し分けてみましょう。まずはマネジメント、これは管理する、という意味です。つまり、ここでは、プロジェクトを管理する、ということでしょう。
では、プロジェクトとはなんでしょう。プロジェクトをグーグルで検索してみると、「プロジェクトとは、ある目的を達成するための計画の策定とその遂行。特に、期限が定まっていたり、具体的な目標を達成したら終了するような限定性を持った計画のことを意味する。」とでてきます。これを見ると、限定性があるものとなります。つまりは、日常的に行う活動、ではなく、特別に行われることを指します。経理であれば、通常の決算締めはプロジェクトではないのですが、IFRSを導入するということはプロジェクトになります。
これをまとめるとプロジェクトマネジメントとは、一定の目標をもった限定性の活動を管理することとなります。
プロジェクトマネジメントの難しさ
プロジェクトマネジメント、通常は難しい、とされております。どうして、難しいかというと、いつもやっていることではなく、企業にとっては特別にすることであるから。前例がない、他社でやっていても、その情報は入手しにくい。その結果、どういう人員でどうすすめていくかがわからない、ということになります。プロジェクトを進めてもなかなか思うような結果が得られない、ということもあります。
また、プロジェクトを起こす場合は、通常業務と同時並行に行われるため、現状の人員のみで行おうとすると一気に人手不足に陥ることになりかねません。といって、採用した場合、プロジェクトが終わると、余剰人員になりかねず、なかなか、そうもできないところです。
こういった事情もあり、プロジェクトマネジメントは難しいとされております。
企業外部の専門家の活用
そのため、プロジェクトを進めるにあたって、外部専門家を起用することが多いです。例えば、コンサルティング会社、IT会社、会計事務所があります。
まず、こういった人たちはプロジェクトをする、ということに慣れています。なぜなら、まさに特定のプロジェクトをサポートが業務となっているから。そのための方法やツールを持っています(このことは機会があったら少し書いてみます)。
また、外部専門家にとって、そのような事象は特別ではない、ということもあります。例えば、先にあげた、IFRS導入。これ、一つの企業であれば、一回しかおこらないのでしょう。ただ、会計事務所では、IFRSの導入をしているクライアントはそれなりにいるはずなので、そこの企業と比べるとはるかに知見を有する、ということになります。
さらには、コンサルティングの契約も時限的です。つまり、通常はプロジェクトが終われば、契約が切れます。また、プロジェクトの進捗に応じてコンサルティングをする会社との契約を調整することもできるでしょう。ということは、人員の調整が比較的容易です。
このため、外部専門家の起用、ということが往々にしてなされることになります。
まとめ
プロジェクトマネジメント、これは特定の目的を持った限定的な活動を管理することをさします。通常、プロジェクトマネジメントは難しいとされており、これを行うため外部の専門家を起用することがあります。