自分の領域はできる限り広く開けておきたい

自分の領域、どの程度、他者に対して開いていますか?自分自身は、あまり自己開示的ではなく、秘密主義的なところがあります。コンプレックス的なこともあまり人には言わないですしね。最近、自分のそういった傾向を反省するところもあり、自分をオープンにする意義を少し考えてみました。

人は相手が自分の領域にふと踏み込んできたとき、どうしても抵抗を感じ、押し返してしまうものです。例えば、微妙にプライベートなことを質問してきたり、また、自分が気にしていることをずけずけといってきたり。そういったことがあると、つい、心を閉ざしてしまいがちです。

また、自分がコンプレックスに感じていることは、つい、隠そうとしてしまったり、相手がそこに触れてきたときには、いやな気分を感じてしまう、ということもあります。

そういうことがあると、踏み込んできた相手に対して、壁を作ったり避けたりしてしまう、ということもあるものです。

ただ、そういう踏み込んだ関係、というのを全て拒絶する、というのも寂しいものです。また、あまり、触れてほしくないところが多くなりすぎると、相手にとってみると地雷がうまった平地を歩くような感じで思い切ったコミュニケーションをとれなくなります。

これらのことがあると、やっぱり、コミュニケーションが表面的になってしまう、ということもあります。また、そういう間柄だと、悩みを打ち明けたり、相談したり、ということも難しくなるので、感情整理や問題解決も難しくなるでしょう。

では、どうするか。一つはできる限り、触れてほしくないところを減らすこと。自分から見るとコンプレックスに感じていることでも、オープンにするとお互いスムーズにコミュニケーションが図れます。自分のコンプレックスをうまく使うと、受けがとれる、というか、かえって、親密にコミュニケーションをすることが容易になるでしょう。「自分の欠点は、隠せば弱みになるし、さらせば鍛えられる」、先人はそんなようなことを言ったものです。

もう一つの解決方法として、人によってオープンの度合いを変える。家族や友人のように、自分に近い人は少しオープンにしてみる。逆に、仕事関係の人やあったばかりで親密でない人に対してはあまりオープンにはしない。というように、接する人によって対応を変える、ということです。そこでさらに、オープンにできる人のカテゴリーを広くすると、人と付き合うに際して、気が楽になります。

傾向として、どうしても自分の領域は狭くして、自分の中に人が入ってくることを避けてしまう、ということがあるでしょう。相手にもよりますが、ある程度はオープンにしておいたほうが、精神的に楽になりますよ。

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