以前の投稿で謝り癖を直そう、という話をしました。つい、謝ってしまいますよね。やっぱり、謝らない、ということについては、方法があるのです。そうそう、当然の前提として、悪いことをした、とか、謝るべき時には謝る、ということはあらかじめ申し訳あげておきます。
マインドセット的には、不必要に謝らないぞ、という気持ちを持つことが大事です。そのためには、謝った時のデメリットを心に留めておきましょう。ぼくにつては、以前、上司に「みだりに謝るのはやめろ」と言われることが心に残っていて、それ以来、謝らないように心がけています。
ノウハウ的なこととして、まず、謝るようなことしない、ということです。一見、当たり前と思いますよね。でも、案外、気楽にしてしまうものです。例えば、メールの返信が遅れる、待ち合わせに遅れる、お昼時に電話する、その時は、謝ってしまうものです。なので、できる限りきちんとする、メールであればクイックレスポンスを、待ち合わせなら5分前には着いている、お昼時は電話を控える等等。もちろん、どうしてもそうしてしまう時はあるのですが、少しの努力で避けることもできるでしょう。
あと、「ありがとう」で言い換える。謝るときの気持ちとして、「お手を煩わせてすみません」というように、親切をしてもらった時に「すみません」が出てしまう時あります。そういう時は「ありがとう」と言ってしまう。言われた方も、謝られるより、感謝してしまった方が気持ちがいいものです。
相手の要求水準をきちんと把握する。相手の要求水準を高く設定しすぎると、勝手にそこに到達していないように感じてしまいます。そうすると、つい、「ごめんね。いつもこんなので」と謝ってしまいます。相手はそこまで求めていない、ということありますよね。それがわかっていれば、「ここまでできていればいいかな。」と思うと、謝らないでも済むでしょう。
謝る、というのは、一見丁寧で礼儀正しく見えます。でも、あんまり謝られすぎても逆にいい気分はしないし、自分自身もなんとなく暗くなります。怒ると同じで謝るも多用すると効果が薄れるようです。ですので、謝らないで済む時は謝らず、謝るべき時には謝るよう、謝り癖を直しましょう。