「食べ物を残せるのは、偉い。」、ん(?)その心は

以前、前職以前の上司が「うちの孫娘は食べ物をきちんと残せるので偉いね。」というようなことを言ってました。パッと聞くと、結構違和感のある言葉ですが、真意を聞くと「なるほど。」、、ということでした。

多分、日本人の多くの人が「食べ物を残すのはよくない。」という考えを持っているはずです。小さいころから繰り返し、「食べ物を大切にしよう。」というように教えられているし、実際そのように実践する人もいます。

ただ、目の前のものを無理に食べようとすると、その分、食べ過ぎてしまう、ということも事実です。そこで、自分で歯止めを効かせて残すことによって食べる量を制限する、ということが残すことの狙いのようです。つまり、食べたくなる自分を律して残す、という、この自分を律する行為を「えらい。」というように評価しているのでしょう。

上記は理解できるのですが、やはり、食べ物を残すのはどうかな、、という点。本当に大切なことは、「自分が食べることができる分だけ前に持ってくる。」ということではないかな。つまり、自分で作る時には必要な量だけ作る、外食の時は自分が食べられる量になるよう注文する、ビュッフェであれば自分が食べれるだけ皿に盛る。そうすると、必要な分だけ食べ物が準備され、それを食べきることができる、ということになります。

適切な量を作ることは、結構、オペレーション的には難しく、多めにつくるほうがなにかと楽ではあるのです。とはいえ、なるべく、残りすぎないように食べ物の準備をするのが大切なのかな、、というのが僕の意見です。

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