日常生活から得られる学び、最近、このシリーズもご無沙汰だったのですが、久しぶりに書いてみました。ここでは、引っ越した後で、いったん前いたところに戻ることの意義について考えてみます。少し、昔話になりますかね。
上海から東京にこっそり戻った事件
上海に駐在に行ったときのこと、慣れない仕事、人間関係、住環境ですっかりまいっていました、、、。同じ、会計監査を業としていたのですが、その中での役割、文化、言語、クライアント、会社での人間関係ががらりと変わり、とても大きな負荷がかかっていたようです。日本国内でさえ、引っ越し/転職が同時にやってくると辛いのに、ましてや海外のこと。もう疲れ切ってしまいました。
1か月くらいたった時のこと、その先輩から言われたのは、「お前は日本に帰ったほうがいい。」ということでした。僕が「いやいや、こんな早く尻尾を巻いて帰るのは、、、。」と打ち返したのですが、返ってきたのは、「そうじゃなくて、週末でも帰って日本でゆっくりすると、とても気分転換になるよ。」ということ。俺、忙しいんだけどな~、と思ったのですが、あまりに強い調子でいうので、やむをえず言うことを聞くことに。ちょっと、職場の他の人には言いにくかったので、こっそり金曜日の夕方に上海を出て、週末を日本で過ごし、日曜日に上海に戻ってきました。
日本で過ごした週末は、以前の行きつけの店に立ち寄ったり、東京の友人にあったり、本屋で本を買いあさったりしました。日本につくと、体から緊張が抜けていく感じで、非常にリラックスして、楽しい時間をすごせたと記憶しています。で、軽い気持ちで上海に戻り、そこから、頑張ることができました。あの時のアドバイスには非常に感謝しております。
引っ越し後、前いた所に戻ってみると
ここで学べるのは、引っ越しした際に、元いた場所から離れれば離れるほど、負担が大きくなります。慣れれば全然大したことではないのですが、来たばかりはなにもしていなくても疲れや負担がどんどんたまっていきます。そこで、したいことが、いったん、前いたところに帰ること。そこで、行きつけに行ったり、昔の友人にあったりすると非常にリラックスできます。少しの間、そこで過ごすだけで体力はかいふくすることでしょう。
できれば、引っ越してから1~2か月くらいにいったん戻るのがベスト。いったん帰って体力を取り戻すと、新しい場所でも頑張ることができます。やがては、新しい場所に慣れてきて、前の場所に帰る必要はなくなってくるので、それまでの間の辛抱ですよ。