空気を読む、という言葉あります。しかし、集団を率いるのであれば、空気を読む、のではなく、空気を作るようになりたいものです。今回はそんなことをば。
本論に入る前に、言葉の定義を。この「空気を読む」というのは、「空気を理解する」と、「空気に従う」の2つの意味を併せ持ってます。逆に言うと、空気に従っていない人を評して、「あの人は空気を読めない」というのです。
リーダーの役割は、周囲の人に影響力を発揮して、組織をあるべき方向に導くのが仕事です。そんなリーダーが空気を読んでしまうと、身動きが取れなくなり、組織を動かすことなど夢のまた夢になります。リーダーは空気に従ってはだめなのです。
逆に空気を理解しない、というのもよくない。空気を理解せずに、言動や行動をすると、周囲の人からひんしゅくや反発を買ってしまいます。そうなると、空気を作りだすはおろか、「あの人、空気読めないよね~。」と陰で言われるようになってしまいます。
なので、りーだーとしてまずは、組織の中に流れている空気を理解する。そのうえで、どういう方向に空気を流すかを考え、どうしたらその空気の流れになるかを考える。最終的には、自分の言動や行動が組織になじませ、それにより空気を作っていく、ということが大切なのです。